明日12/23(土)出船予定:満船
2017冬シーズンの日立沖キハダは50kg以上の大物が15匹&マカジキ2匹が釣れました。
2015.2016のシーズンと比べ断然好成績です。
日立丸船長の提案でタックルが強化され「バラシ激減&ファイトタイム短縮」となり、乗船者のチャンスが大幅に増えた結果です。
50~70kgのキハダ(サンマパターン)はPE8.10&170.200LBナイロンリーダーを使用。もちろんPE5&100LBであがるサイズですが、乗合船でのファイト時間は平等であり大切です。ひとりで使い切ることはできません。
じっくり、ゆっくりファイトなら仲間でチャーターですね。(日立丸は仕立てはやっていないと思います)
ロッドはショート&ハードで7020.7418.798など8.0ft未満で、飛距離重視からファイト&ランディング重視となりました。
(この海域のキハダ、クロマグロはボイルに近づいても沈まないので、飛距離よりキャスト精度が重要)
リールのドラグは8~10kgでフッキングさせます。
このパワーなら太軸フックのトレブル#4/0.#5/0でもキッチリ刺さり、ファイト中のバラシが軽減されます。
ドラグが弱くて滑ると「フックが乗っている状態」のままで、ファイト中にポロリとハズレます。
今年、5~10分の短時間ファイトが多くなったのは「タックル進化」だけでなく、キハダに下を向かせない「強引ファイト」も大きな要因となりました。
キハダも他の魚と一緒でファイト中、怯えて暗い部分(太陽の光を嫌い、暗く深い方向へ逃げる)に突っ込みます。
下を向くと水の抵抗(想像以上)もあり、重く苦しい引っ張り時間が続くことに...
強引に引き続け、水面&水面直下でのファイトなら、船まで「素直&あっさり」寄ってきます。
体力を浪費しないので、ランディングのミスも発生しません。
大型ルアーの利点。
ルアーが大きいとキハダの弱りが早くなります。
エサ釣りの小さな針は魚の自由度(口の開け閉めができ...)が高くなかなか弱りません。
反して、小さな沈下系プラグ→中型ペンシル→大型フローティングペンシルと、ルアーが大きくなるほど「水の抵抗」増加で、魚の体力の消耗が早くなります。
もしかして太いPE、太いリーダーも大きな抵抗(ウォータープレッシャー)になっているかも?
2018シーズンはさらなる進化で...さらに大物も釣れ、数も増えそうです。
天敵のバラシ対策...
統計的にキハダ、クロマグロともバイトの50%がバレています。
マグロは口が大きいのに食い方がヘタで、フックの掛かり所が悪いのがバラシ原因No1です。
魚が大きいだけに、ヒットの瞬間を見ていると、ついつい興奮して「早アワセ」になるのも原因。(釣りが上手い人ほど反射的にアワセてしまう。ま、ごく普通のことですけど...)
ルアーが水中に消えたら、焦らず、待って、ラインを張って、重みを感じて、そこから鬼アワセを3回。
ファイト中は絶対ラインを弛ませない。ロッドの反発力を使い、ゆったり確実にロングストロークのポンピングをしましょう。
浮かせてからのランディング。(ギャフ掛け、銛打ち)直前もバラシが多い時間帯です。(時間を掛けるほどフックの角度が変わり、また針穴も広がるのでバレやすくなります)
今回、思ったこと...
ルアーの戦略は2008頃~のスタイル(2010のDVD完全マグロ攻略で説明)を踏襲しています。
エサの逃げる方向、魚のバイトする方向、ステイの時間等々...
原田佐敏、10年進化してませんが、きっと正解だと思います。(手前味噌ですけど:笑)